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新造船、浄土ヶ浜遊覧船の命名進水式を実施

2022.5.6 新造船、浄土ヶ浜遊覧船の命名進水式を実施

株式会社ティエフシー

株式会社ティエフシー(本社:岩手県下閉伊郡山田町中央町11番14号、代表取締役:神原潤)のやまだ工場で5月2日、TF011番船19総トン型アルミ合金製旅客船の命名・進水式を行いました。

本船は、「宮古うみねこ丸」と名付けられ、宮古市長 山本 正德様他、来賓及び関係者が見守る中、めでたく進水しました。 今後、艤装工事を行い、今月末に引き渡し、7月17日の就航式を経て、出崎埠頭~浄土ヶ浜周遊~出崎埠頭の航路に就航する予定です。

 

本船の船主は宮古市で、建造費用の一部をクラウドファンディング、ふるさと納税寄付金、企業版ふるさと納税にて寄付募りました。

本船は交通バリアフリー法に対応し、バリアフリースペース、昇降リフター他設備を配置し、高齢者や身障者の方々の移動負担低減を図っています。最大搭載人員数は83名(旅客80名、船員3名)です。

進水の様子
進水の様子
TFCやまだ工場のメンバー
TFCやまだ工場のメンバー

 

■株式会社ティエフシーについて
株式会社ティエフシーは、広島県尾道市で造船業を営むツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社が、事業を通じて復興を支援しようという目的で2011年7月に設立された造船会社です。被災地で採用した15人の従業員は、広島県尾道市での半年から1年に渡る技術訓練を経て、岩手県山田町で船の建造に取り組んでいます。株式会社ティエフシー<東北(T)・復興(F)・カンパニー(C)>とした社名には、被災地の皆さまと共に歩み復興への礎を築いていく決意を込めています。

 

URL:http://www.touhoku-fc.com/
事業内容:アルミ(軽合金)製船舶建造・修理
設立:2011年7月
従業員:9人
所在地:
本社:〒028-1332 岩手県下閉伊郡山田町中央町11番14号
工場:〒028-1311 岩手県下閉伊郡山田町大沢第1地割59番地
建築面積:660.73平方メートル
床面積:1F:646.58平方メートル、2F:59.75平方メートル
主要設備:10t+ 5t天井クレーン×1、2.8t天井クレーン×1 他
建造実績船種:漁船、旅客船

- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
経営管理部
TEL:0848‒73‒5282 FAX:0848‒73‒5323

 

「完成間近の遊覧船見学会」を開催

2022.4.15 「完成間近の遊覧船見学会」を開催

株式会社ティエフシー

ティエフシーやまだ工場は4月10日、宮古市主催、日本中小型造船工業会共催にて、地元の宮古市民向けに完成間近の遊覧船見学会を開催しました。

 

建造中のTF011番船は、総トン数19トン、全長18.8メートル、乗船客数80人乗りでリサイクル可能なアルミ合金製です。「船名決定総選挙」により船名も決まり、5月2日の進水、7月17日の運航開始予定で、宮古市の新たな観光資源として注目を浴びています。参加した市民の方からは、エンジンのメーカーやアルミの防食についてなど、多くの質問が寄せられました。

 

中小型造船工業会では日本財団の助成を受けて、子ども達や地域住民の方々に、船や海の魅力を伝え、ものづくりの素晴らしさを知ってもらうために、造船工場見学会や進水式見学会を実施しており、ティエフシーやまだ工場も協賛しています。

 

 

主催: 宮古市

共催: 一般社団法人日本中小型造船工業会(日本財団助成)

協賛: 株式会社ティエフシー

参加: 宮古市市民(計31名)

工場見学②
工場見学②

 

津波シェルター見学
津波シェルター見学
記念撮影②
記念撮影②
岩手県山田町のティエフシー、「この地球で一番大きな工業製品『船』を見に行こう!!」 海と日本プロジェクトに協力 ~工場見学会を実施~

2021.12.13 岩手県山田町のティエフシー、「この地球で一番大きな工業製品『船』を見に行こう!!」 海と日本プロジェクトに協力 ~工場見学会を実施~

株式会社ティエフシー

寄稿:ティエフシー 小寺厳克

ティエフシーやまだ工場は12月9日、地元の宮古水産高校の生徒向けに工場見学会を開催しました。

 

日本財団が推進する、海と日本プロジェクト「この地球で一番大きな工業製品『船』を見に行こう!!」のサポートプログラムで子どもたちを対象に、進水式見学や工場見学、体験乗船会等を通じて、海や船舶、地元産業の大切さを理解する事と、興味をもってもらう機会の提供を目的として実施しています。

 

先日起工式を行い、現在建造中のTF011番船の建造プロセス、鉄とアルミニウム合金の重量差(1:3)や設計図面から建造船の概要や特徴的な設備を説明し、実際の建造中船体や組立前の上部構造の他に、津波シェルターを見学しました。

また、サンプル材と同じ材料でも骨組みにより強度が高くなることを体験してもらいました。

 

建造中のTF011番船は、総トン数19トン、全長18.8メートル、乗船客数80人乗りでリサイクル可能なアルミ合金製と、宮古水産高校が所有している実習船とは大きく異なっています。

先生や生徒からは、「排水量は何トンになるのか」、「溶接するのにどのような資格が必要になるのか」、「実習船に乗る際は骨組みをしっかり見てみたい」、といった質問や感想がありました。

 

今回の工場見学会では、生徒たちの船や海に対する関心を高めることや、また地域の雇用や経済を支える海事産業の大切さを学ぶ機会になったのではないかと考えています。

 

主催:一般社団法人日本中小型造船工業会

協賛:国土交通省

協力:株式会社ティエフシー

参加:岩手県立宮古水産高等学校

建造中のTF011を見学
建造中のTF011を見学
津波シェルタ―を見学
津波シェルタ―を見学
記念撮影の様子
記念撮影の様子
岩手県山田町のティエフシー TF011番船の起工式を実施

2021.8.19 岩手県山田町のティエフシー TF011番船の起工式を実施

株式会社ティエフシー

ティエフシーやまだ工場で8月12日、来賓・関係者が見守るなか、TF011番船の起工式を行いました。建造船は宮古市様ご発注、19総トン型のアルミ合金製旅客船です。

 

宮古市の「浄土ヶ浜遊覧船」は、109トン、400人乗りの大きな遊覧船でしたが、乗客の減少と老朽化により令和3年1月11日に58年の運航の歴史に幕を下ろしました。

多くの市民や観光関係者からの再開を望む声を受け、市民並びに関係機関などとの協議、検討を経て、令和4年7月遊覧船の運航再開を目指し、本船の建造が決定しました。

本船は建造費用の削減と運航に係るランニングコスト削減のため、総トン数を19トン、全長18メートル、乗船客数80人乗りとサイズを小さくし、またリサイクル可能なアルミ合金製で軽く横揺れに強い「双胴船型」を採用しています。

新しい運航ルートにはこれまでの運航内容に加えて、「浄土ヶ浜」と現在岩手県が整備している、「道の駅みやこシートピアなあど」を中心とする「出崎ふ頭」を結ぶ新たな周遊型観光の形を構築し、これまで同様、たくさんの人に愛される「みんなの遊覧船」、そして「市民の船」となる予定です。

現地ではメディアにも多く取り上げられ、注目度の高さが伺えます。

 

ティエフシーやまだ工場では、総トン数19トンの双胴船の建造は初めてとなりますが、来年5月の竣工に向けて建造を開始しました。

神原潤社長は「10年前、東日本大震災を目の当たりにし、復興のために自分達に何ができるかを考え「三陸の人達と船を造る」と始めた「造船技能者養成」事業。(従業員の皆さん)10年で蓄積した技術を本船の建造で発揮し、地元で活躍する船をしっかり建造しましょう」と挨拶しました。

宮古市 山本正徳市長は、「新たな双胴の新造船が来年の7月には宮古湾を走る姿を想像すると楽しみです。運航社を募集し、官民一体で遊覧事業を成功させます」と挨拶しました。

式典写真3

㈱ティエフシーよりお知らせ

2017.7.14 ㈱ティエフシーよりお知らせ

株式会社ティエフシー

『よみがえった三陸の海を見に行こう!』水中観察船“ハーモニー”で巡る「山田湾クルーズ」にティエフシーが協力します。
本イベントは、日本財団の支援を受け、一般社団法人 日本中小型造船工業会主催、岩手県山田町共催、山田町商工会、三陸やまだ漁業協同組合、船越湾漁業協同組合及び株式会社ティエフシーが協力して開催します。

ニュースリリース https://www.tsuneishi-g.jp/news/press/2017/07/18257

ティエフシーよりお知らせ

2017.4.10 ティエフシーよりお知らせ

株式会社ティエフシー

3月24日に、岩手県山田町殿向け、TF-010番船「海童丸」を引渡しました。