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岩手県山田町のティエフシー、「この地球で一番大きな工業製品『船』を見に行こう!!」 海と日本プロジェクトに協力 ~工場見学会を実施~
2021年12月13日
寄稿:ティエフシー 小寺厳克
ティエフシーやまだ工場は12月9日、地元の宮古水産高校の生徒向けに工場見学会を開催しました。
日本財団が推進する、海と日本プロジェクト「この地球で一番大きな工業製品『船』を見に行こう!!」のサポートプログラムで子どもたちを対象に、進水式見学や工場見学、体験乗船会等を通じて、海や船舶、地元産業の大切さを理解する事と、興味をもってもらう機会の提供を目的として実施しています。
先日起工式を行い、現在建造中のTF011番船の建造プロセス、鉄とアルミニウム合金の重量差(1:3)や設計図面から建造船の概要や特徴的な設備を説明し、実際の建造中船体や組立前の上部構造の他に、津波シェルターを見学しました。
また、サンプル材と同じ材料でも骨組みにより強度が高くなることを体験してもらいました。
建造中のTF011番船は、総トン数19トン、全長18.8メートル、乗船客数80人乗りでリサイクル可能なアルミ合金製と、宮古水産高校が所有している実習船とは大きく異なっています。
先生や生徒からは、「排水量は何トンになるのか」、「溶接するのにどのような資格が必要になるのか」、「実習船に乗る際は骨組みをしっかり見てみたい」、といった質問や感想がありました。
今回の工場見学会では、生徒たちの船や海に対する関心を高めることや、また地域の雇用や経済を支える海事産業の大切さを学ぶ機会になったのではないかと考えています。
主催:一般社団法人日本中小型造船工業会
協賛:国土交通省
協力:株式会社ティエフシー
参加:岩手県立宮古水産高等学校