アルミ合金製の船舶建造と救命艇の建造技術をもとに開発した、津波発生時に緊急避難するシェルターです。
シェルターは水に浮く構造になっており、津波襲来時には、水に沈むことなく水上で救助を待つことができます。
国土交通省四国運輸局の定める基準を上回る機能及び信頼性を保持することで安全性を確保しています。
「アルミ浮揚型津波シェルター」は、アルミ合金製の主要構造により、強靭性と耐久性と軽量性に優れています。
また、アルミ合金はリサイクルが可能で、循環型社会に適しています。
10tトラックが通行できるあらゆる場所に搬送が可能です。海岸直近施設を始め、福祉施設、学校、公民館、病院などの公共施設で、地域の防災対策設備として使用可能です。
東日本大震災での津波の流速10m/s(時速36km)を想定した正面衝突試験にて、本体に作用する最大加速度を15G以下とし、避難者へ作用する衝撃の吸収及び本体剛性の保持を確認しています。
津波を再現させた水槽試験を行い、あらゆる方向からの波の直撃に対しても本体の傾きが小さく、正面を進行方向として進むことを確認しています。
水面で直立状態を保ち、180°反転した状態からでも正立状態に復原することを確認しています。
1週間分の飲料水、食料を始め、医薬品、保温具を完備。
また、LED照明やトイレも設置しています。
室内は揺れや衝撃で避難者が怪我をしないよう、安全性を高めた座席シートを配置しています。
避難者は、救出までの1週間を安心して過ごすことができます。
後部出入口部に、バリアフリータイプのスロープを配置することで、お年寄りや足の不自由な交通弱者も容易に乗り込むことが出来ます。
※印はオプション